カーリキュー-瀬名秀明『この青い空で君をつつもう』と折り紙の世界-

カーリキュー

作:アッシア・ブリル(Assia Brill)『Curlicue: Kinetic Origami』
動画:サラ・アダムズ(Sara Adams)
作者であるアッシアさん公認のもので、つくり方が丁寧に紹介されています。(英語もわかりやすくておすすめ!)


 小説に登場する折り紙の中でも、とりわけ「描写が難しい」とのコメントが多かった作品。実際のかたちと動きをご覧ください。くるくる回すとどんどん模様が変わります。「えーっ、こんなかたちになるんだ!」と、きっとあなたも自分でつくってみたくなるはず!

 

 
【うまく折るためのアドバイス】(瀬名)
 以下、折り図原文は英文のため、簡単な解説をつけます。尚、お問い合わせには、お答え致しかねますので、ご了承願います。

Responsive image

 まずは30x5x1cmの紙で試作し、「カーリキューってどんなもの?」という感触をつかみましょう。それができたら100x5x1cm以上の長い紙で挑戦してみましょう。長辺が長いほど綺麗な模様ができます。
 オモテとウラの色が異なる紙を使います。表裏同色だと模様の面白さが楽しめません。
 カッターと長い定規、工作マットを準備しましょう。ピンセットもあると〝しぼり〟の作業に便利。
 30x5x1cmの紙は、A4判のラッピングペーパーを切って用意します。通販で30cm角や35cm角の大きな折り紙が買えるので、それを使ってもいいです。【図1】
 折り方自体はそんなに難しくありません。オモテとウラの色が異なる大きな紙を探し出す方が難しいです。東急ハンズなどで120x90cmの大判クラフトペーパーが売っていますよ。長い紙の切り出し方は74ページの図を参考にしてください。

Responsive image

【図2】から【図9】を参考に、蛇のとぐろのようにぐるぐるとテープを折ります。


Responsive image

続いて、とぐろにひねりを加えてゆきます。〝しぼり〟と呼ばれることもある独特な作業です。10-11ページ、【図1】から【図10】をよく見て挑戦してください。途中からコツがわかってくるはず。

 
Responsive image

30x5x1cmの試作でもカーリキューの動きの楽しさは味わえます!
 どんどん回すと最後にはクリスマスツリーのような形にもなりますよ!
 さあ、長い紙でつくって遊んでみましょう!


Responsive image

長いテープの切り出し方。
小説でも早季子たちが校舎の屋上でやった方法です。この「カーリキュー」では長い長い台形のテープが必要ですが、どうやったらそんなものが切り出せるでしょうか? 74ページ【図1】から【図4】を見てください。
 140x5x1cmのテープをつくるとしましょう。
 長辺L = 140cm、短辺 b = 5cm、もう一方の短辺 a = 1cm とします。
 まず長辺L = 140cmを2つ折りにします。大きな紙を扱いやすくするための操作です。
 両端で上から6cm(s)のところに印をつけます。s = a + b、すなわち s = 1cm + 5cm
 折った部分の真ん中3cm(m)のところに印をつけます。
 紙の端は、1cm(a)と5cm(b)のところに印をつけます。
 紙の端をずらして、(a)と(b)を重ねます。紙全体は少しズレたかたちになります。クリップや重石などで紙が動かないようしっかり固定します。
 (m)から(a)(b)へ向かって一直線に紙を切ります。
 ズレた紙を戻し、(s)から(s)へ一直線に紙を切ります。これで140x5x1cmの長いテープが2本できます。
 実際は2つ折りだけでなく4つ折りでも同じことができます。よく考えてみれば「なるほど!」と感動しますね。

※折り図(PDF)はパソコンで見るか、A4で印刷するのに向いています。尚、著作権がありますので、非商用で個人的な利用でのみお使いいただけます。